観光地での人の交通行動を把握するために、プローブ技術を使用することもあります。観光を目的とした人々にプローブ機器を携帯してもらい、プローブデータを収集します。
観光プローブパーソン調査では、プローブ機器の配布場所と回収場所が限定されることから、一度に全ての観光者を調査対象にはできない、という問題を抱えています。少ない機材で、長い期間を使い、なるべく多くのサンプルを確保する手法が、データの精度を高める最も有効な方法なようです。
| 収集日 | 2006年8月7日(月) |
|---|---|
| 収集場所 | 函館市 |
| 使用機器 | PhoneGPS |
| 移動手段 | 徒歩 / 路面電車 / タクシー |
| 出発 | 到着 | 移動手段 | ||
|---|---|---|---|---|
| 時刻 | 場所 | 時刻 | 場所 | |
| 13:30:56 | JR函館駅 | 13:55:38 |
西波止場 | 徒歩 |
| 14:13:27 | 西波止場 | 14:31:09 |
電停:末広町 | 徒歩 |
| 14:34:23 | 電停:末広町 | 14:41:43 |
電停:函館駅前 | 路面電車 |
| 14:41:43 | 電停:函館駅前 | 14:42:44 | JR函館駅 | 徒歩 |
| 15:19:33 | JR函館駅 | 15:35:50 | ホテル | タクシー |
下図(MPA1)は、測位間隔を1秒に設定したPhoneGPSを使用して収集したプローブデータを、移動手段ごとに線の色を変えて図化したものです。
軌跡の途切れがいくつか散見できますが、これはなんらかの事情でケータイが圏外となってしまった結果です。(この場所はauのサービスエリア内です。auのサービスエリアの詳細はau|サービスエリアマップ|北海道エリアで確認できます。)

プローブデータをメッシュ単位で集計すると、立ち止った場所や休憩した場所などをある程度の精度で割り出すことが可能です。
下図(MAP2)は、MAP1のデータから、徒歩で移動したときのデータだけを使用して、0.0001度四方の枠(メッシュ)の中に、プローブデータがどれだけ測位されたか、その延べ時間を集計し、色の濃さで表現したものです。
この事例では、電停での待ち時間が最も長い滞留だったようです。(休憩施設や観光施設などを利用した際の停止、滞留は除外しています)